*.ﾟ･｡* キラキラ万華鏡 *｡･ﾟ.*

カナぴんから試写会のお誘いがきた(*´∀｀*)
今話題の｢硫黄島からの手紙｣を見てきました。
12/9の公開に先立って見てきたよ。
戦争という目を背けたくなるテーマの作品ですが、
実際に見ると色々と考えさせられた。
ネタバレはないけど、感想を書きたいと思います。


ひとことで言うなら、｢哀しい映画｣でした。
つくりもののフィルムの中にはちゃんと現実の世界があった。
戦うことは、死ぬことよりも辛いこと。
だけど国のため、家族を守るために戦った兵士達が
現実に存在したんだということを痛感しました。


映画を見て強く感じた事は、
日本国民であろうがアメリカ国民であろうが、
爆弾に怯えたり家族に会いたくなる気持ちは同じなんだということ。
あたしはアメリカに大敗したことから、
｢当時の日本人は可哀相、アメリカひどい｣って先入観を持ってた。
だけど、どの国でも命の尊さは同じ。
この映画の監督であるイーストウッドは、
双方の兵士を描くことによってそれを伝えたかったんじゃないかな。


今日見た映画は本当に哀しかった。
でもあれらすべて現実なんだよね。
産まれた子供の顔すら見れない男も、
オリンピックの金メダリストも、
たった60年前に現実にあの地で戦ってて。
2000年という長い歴史の中で
あんな大きな戦争をしてた時代なんてほんの一部なのに
その一部の時代に生まれてしまったために
辛い運命を背負ってしまったんだよね。
あたしたちだって、ほんの少し生まれるのが早かったら
生き地獄を知る運命だったんだって思うととにかく怖い。
戦後の今の時代に生きることが出来るって、本当に幸せな事。
その運命に感謝しないといけないと思った。
そして、60年前に命をかけて国を守ってくれた彼らに
敬意を表したいと思います。


かなり重くて哀しい作品だけど、是非みんなも見てほしい。
あ、あとひとつ言いたい。
主人公の西郷の演技がとにかくすごかった。
イーストウッド監督にオーディションで選ばれたのも納得。
なんかもう言葉に出来ないよ。彼の演技に鳥肌も涙も出た。


コメントレス to まゆこあいあいゆうこりん